2014年06月30日

LGBT  〜老後とご近所付き合い〜





性婚やパートナーシップ制度が法律で定められていない現在の日本ですが、LGBTはたとえパートナーが

いたとしても経済的・福祉的な国の保障がありません。地域社会との距離もあることが多いLGBTは、

老後の不安が重大なテーマになっているようです。

「LGBTの中でも、セーフティーネットがある層とない層がいる」と語るのは、大手広告代理店マンで、

LGBTにとっても心地よい場所づくりを目指す特定非営利活動法人グッド・エイジング・エールズの代表。

「例えば70代や80代のLGBTは既婚者が多いのですが、その世代は配偶者や子どもには自分のセクシュアリティを隠して暮らしています。本当の自分を明かして自分らしく暮らせないのは苦しいことではありますが、もし自分に何かがあれば家族が助けてくれる安心感があります。問題は、その下の50代、60代。今後老後を迎えるこの世代は、LGBTであることを受け止めながら、自分を偽って法律婚をするという選択を選ばない人が増えています。ただ、今はパートナーがいても、彼らを守る法律や保険商品はない。介護が必要になった時に面倒を見てくれる子や孫もいない。家族同士の付き合いが当たり前の地域社会とかかわりを持つのも苦しい。常に漠然とした不安感があります」(代表)

同じLGBTの中でも、とりわけ深刻と言われているL(=レズビアン)の女性であるらしく、

「ゲイ(G)の50、60代は、引退している方も多いですが、世代的に手当ても厚く年金もあります。収入面でも、正規雇用者が多く比較的安定しています。一方、その世代のレズビアンの方は非正規雇用者が多い。女性同士だと、男性同士に比べ世帯収入は低いですね。さらにトランスジェンダーはそもそも仕事に就けていない方も多いです」(代表)

グッド・エイジング・エールズは、高齢期LGBTにとってのセーフティーネットの確立に向けた活動を行っ

ており、その1つが、「LGBTから始まる高齢期のなかま暮らし研究会」。

2013年に研究会を外部有識者とともに立ち上げてから、既に高齢期の当事者10名にインタビュー調査を

行っており、LGBTに関する啓発週間「東京レインボーウィーク」の一環としてその後に開催した、

「LGBTと老後〜誰とどうやって生きていく?〜」というワークショップには、様々な年代の方が集まっ

ており80名以上も参加されいます。

中にはLGBTだけでなく中高年のストレート女性も参加されているらしく、今後はLGBTなどのカテゴ

リーに限らず、広い単身者層に向けネットワーク体制を整える方向を模索するということです。


「おひとり様の次は、仲間暮らし。このコンセプトはLGBTから始まり、あらゆる人に広がる可能性があると思っています。LGBTに限定していえば、自分のセクシュアリティや周りとの関係性に悩み、自分のことを隠して生きていくという苦しさなどを共有できる同士という感覚があり、深いところまで理解し合えているんです。友人や元恋人など、家族という枠にとらわれず気の合う人たちと一緒に暮らしたいという思いを持つ人が多いです。また、お互いを尊重し合える人同士であれば、LGBTに閉じない暮らしでもいいという人も増えています。一緒に住まなくても助け合えるネットワーク体制も作りたいなと考えています」
「新宿二丁目のようなアイコン的な場所もLGBTにとっては大切だけど、もうちょっと開けた場所にしようと、あえてストレートの人も行き交うアートやクリエイティブが溢れる場所に作りました。2011年から夏限定で開放している葉山のカラフルカフェのお客様は、LGBTの当事者が5〜6割で、残りはそのお友達やご家族。最近は近所の方や観光客も増えてきました。LGBTに限定せず、いろんな人がいる場所を作ること自体が、実はカミングアウトできない人にとっても居心地いい場所なんです。ここだったらもう話してもいいかな、と思えたらカミングアウトしてもいい。カミングアウトはやはり個人の選択。したいなと思ったときにできる環境がある世の中であってほしいので、そういう街づくり、場所づくりをしていきたい」(代表)


このような取組みサイコーですね、カラフルカフェのような客層が当事者のみでなく近所の方や観光客まで訪

れることで、その人たちが「今日さぁこんなところがあって、こんな感じの人たちがいて最初は慣れなかった

けどですごくいいとこだったよ!今度一緒にいこうよ!」とこんな会話が各家庭でされていくことでいつの間

にか日本全体に広まっていきネットの勢いで外国観光客も訪れるようになっていくといいですね!


posted by hirotasu at 07:17 | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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